沖縄民謡って癒される、美しいメロディーで歌詞の響きもなんだかステキだ。

そんな思いから三線を始める沖縄県外の方々が増えているそうです。

そこで・・・。

なぜ県外の方が三線を始めるのか仮説を考えてみました。
.
.
.
.

癒しを求めて南国沖縄へ旅行
↓
旅行中に沖縄民謡に触れる
↓
沖縄民謡ファンになる！
↓
沖縄民謡を演奏したくなる！！
↓
三線を始める！！！

沖縄民謡居酒屋特集はこちら

.
.
.
.
旅行で沖縄に行くってことは沖縄が嫌いな訳ないじゃないですか？

憧れの南国沖縄で素敵な景色や独特な文化に触れ、そこで演奏されている沖縄民謡なのですから好きになっても不思議じゃないです。

こうしてある種、沖縄中毒的な沖縄民謡ファンが増えていくのだろうと思います。

そんな沖縄が大好きな三線初心者にオススメの沖縄民謡、「安里屋ユンタ」を歌う前に抑えておきたいポイントをまとめました。

三線を始めたばかりの初心者が練習曲として演奏する事が多い曲が「安里屋ユンタ」です。

何と言っても有名で覚えやすいメロディーと歌詞が初心者にはうれしい！

ポップでキャッチーな楽曲ですので弾いていて楽しいですし三線の指使いも比較的簡単で初心者でも少し練習したらある程度弾けてしまいます。

退屈に感じる基礎練習も大事ですが、楽しい曲もやらないと飽きてしまいますからね。←ココ重要（笑）

沖縄民謡が歌いたい！
三線を始めてとりあえず「安里屋ユンタ」を弾こうと思うけどその前に、

そもそも「安里屋ユンタ」ってどんな曲なんだろう？
そんな疑問を持つ方もいるのではないでしょうか。

「安里屋ユンタ」は沖縄県の八重山諸島にある竹富島から生まれた民謡です。

八重山諸島は沖縄本島から約450キロも南西に位置する島々で、竹富島はこのあたりです。

沖縄本島からはかなり離れていて八重山諸島の中でも比較的有名な石垣島と西表島（いりおもてじま）の間に浮かぶ周囲約9キロの小島です。
距離で見ると沖縄本島よりも台湾の方が近い位置にあります。

今も昔ながらの赤瓦の古民家や石垣が並ぶ風景でゆったりとした時間が流れます。

元々の「安里屋ユンタ」は三線の伴奏もなく農業など作業をしながら歌う労働歌でした。

この労働歌に三線の伴奏をつけた曲を「安里屋節」と言います。

おそらく沖縄音楽初心者の方が思い浮かべるであろう「安里屋ユンタ」はこの竹富島で生まれた労働歌の「安里屋ユンタ」とは違う曲という事を知っていますか？

多くの方が「安里屋ユンタ」と聞いて思い浮かべる歌詞はこちら。
「さぁ君は野中の茨の花か」

この曲は「沖縄民謡を広めたい」との気持ちから竹富島民謡の「安里屋ユンタ」を元に標準語の歌詞と新たなメロディをつけて作られた楽曲で「新安里屋ユンタ」と呼ばれることもあります。

メロディーには日本固有のヨナ抜き音階が使用されていて琉球音階を使用していない点からも日本全国の方に親しんで欲しいという意思が感じられます。

三線初心者の方におすすめの「安里屋ユンタ」はこちらの方です。

対して竹富島の「安里屋節」の最初はこのような歌詞です。
「さぁ安里屋ぬくやまによ」

「新安里屋ユンタ」に比べてテンポが遅く叙情的な印象の歌です。
「安里屋節」の方は初心者が演奏するにはメロディも複雑で少し難易度が高いかもしれません。母音を伸ばして音程を変化させるところは琉球古典音楽とも共通する表現が難しいポイントです。

沖縄ちゅらサウンズではたくさんのアーティストの歌う「安里屋ユンタ」を配信しています。
アーティストによってアレンジや歌い方、歌詞も違うので歌い方の参考に聴き比べしてみるのもいいかもしれません。

沖縄県那覇市を縦断する沖縄都市モノレール「ゆいレール」の駅に安里駅という駅があります。
この安里駅に到着する際にモノレール車内で流れるチャイム音にも「安里屋ユンタ」が使用されています。
沖縄ファンの中にはこのチャイム音をスマホの着信音にして沖縄感を楽しむ方もいるようです。

沖縄ちゅらサウンズオリジナルの音源を会員限定無料配信中！
着信音に設定するのにオススメなアレンジに仕上げました。
一般的に知られる「新安里屋ユンタ」のメロディをマリンバの音色で軽快に演奏しています。
「安里屋ユンタ」を着信音に設定して沖縄ファンをアピールしてみては？
※iPhone端末での着信音設定につきましては弊社サポート外となります。
詳しくはこちらをご覧ください。

知名度の高い「安里屋ユンタ」（新安里屋ユンタ）と竹富島の労働歌「安里屋ユンタ」は違う曲で竹富島の労働歌「安里屋ユンタ」に三線を加えた曲を「安里屋節」と言う。

「安里屋ユンタ」は演奏する人によって歌詞や歌い方、三線の演奏も様々である。

有名で良く知られている楽曲だからこそ自分なりのオリジナリティを出して楽しめる楽曲なのかもしれない。

これから三線を始める初心者の方も自分なりの「安里屋ユンタ」を模索してみてはいかがでしょうか？

オリジナリティあふれる自由で楽しい演奏でもっと多くの沖縄民謡ファンを増やしましょう！